プラノテラピーをサポートするために 

自己管理

プラノテラピーをサポートするために 

健康に対する意識の教育

エネルギーが流れるのを助けるのに、何か特別なものを付け加えたりする必要はありません。

なぜなら、生体エネルギーは自律的なものであり、本人が望むのであれば(その人の意志にかかっています)、エネルギー自ら作用してその人を治癒へと導くからです。

しかし、自然で、調和的で、オープンな態度で生きることが健康を維持するのに有益なように、健康を取り戻すための有益な習慣があることは、明白でしょう。

自分の体と健康に対する意識を高めるための教育を自分自身に施すことは、重要です。

ここでお伝えしてきていることを知り、学び、理解することは、人生を健康的に幸福により良く生きる上で、とんでもなく役立つことでしょう。

意志、エネルギー、知識を持った時、統合への道が開かれます。

意志、エネルギー、そして学びと人生の体験から得た知識こそが、完全なる治癒の実現と、さらにその先にある覚醒へと、人間を向かわせるのです。

行為が与える影響

病気は、最も苦しんでいる臓器の部分に現れますが、その役割は「その人の内にある不調和を知らせること」であるということを、ここで改めて強調します。

私たちの行為は、それが良い行為であれ悪い行為であれ、私たちのあらゆる機能に影響を与えます。

体に悪い物を食べるから胃腸が悪くなる、靴が合わないから足が悪くなる、などと単に結びつけるのは間違いです。

物理的な観点からも、さらにエネルギー的な観点からも、あらゆる行動は他のすべての行動に影響を与え、連鎖的な反応を引き起こします。そして、その行為の連鎖的な反応が慢性化すると、円のように閉じてしまうことになります。

したがって、治療/セラピーの働きを高めるための第一歩は、「私たち自身はひとつの有機体であり、その内側で常に相互依存し、絶えずひとつの動きに参加しているという複雑さを改めて認識すること」です。

そこには、歯車のような機械的な仕組みはありません。

体は機械ではなく、むしろ多くの知的な機能が存在してるのです。

生命サイクルにおける再構築プロセス

ヒーラーの元を訪れる人というのは、「生命のサイクルの時間軸の中で、自分自身の肉体とエネルギーの状態を再構築するプロセスを始めようとしている」ということを、理解することが重要です。

病気は、決して突然現れたりしません。

必ず、潜伏期、発症期、顕在期があります。

治癒は、これとは異なる時間枠を経ることはできません。

なぜなら、例えば1カ月もかかったものを1日で元に戻すことはできないからです。

生体は、そのすべての構成要素において徐々に再構築していく必要があり、その自然なペースを奨励する必要があります。

すぐに元気になりたいのであれば、病院に行って処方箋をもらうこともできます。

しかし、それは治癒とは全く関係ありません。

実際は、消えるのは通常は病気そのものではなく、症状なのです。

プラーナの働きを促進するための指標

一般的に、「プラーナの働きを促進するための指標」は、健康な人の行動を特徴付けるものと同じです。

ヒーリングのプロセスが進むにつれて、私たちは、「人間関係、世界、自然、そして自分自身の“行為”」に対しても、よりオープンになるでしょう。

プラーナは、私たち自身と人生との関係を癒します。

私たちは、より楽観的になるでしょう。

自己放棄とダメージ

ここでは、ヒーリングおいて非常に重大となるポイントを力説したいと思います。

それは、「自分自身と自分の行為との明らかなつながりを再発見し、あらゆる不快感の背後に潜んでいる自己への疎外感を克服する」ということです。

自分自身を軽んじる行為、不当に扱う行為があります。

そにような行為は、直接的なダメージだけでなく、間接的にも深刻なダメージをもたらします。

最も有害なのは「自分にとって有害だとわかっている上で、それでもその行為をする」という態度です。

喫煙、飲酒、薬の多用、体に悪いものを摂取する、黒い服ばかり着る、常に否定的な事(不平、泣き言、批判など)を言う、、、、。

これは、慢性的な疾患を発症させる余地を自分自身に与えているということです。

このようなとき、私たちは自分自身の潜在意識に、このようなメッセージを送っています。

「こんなことをしていてはいけないというのは、わかっている。でも止められないし、自分ではどうしようもない。」

これは、自己放棄です。

このような態度は、自己否定、自己嫌悪のメカニズムを生み出します。

生体は矛盾するメッセージの間で混乱することになり、エネルギーヒーリングにおける重大な障害となります。

お酒を飲むこと自体が悪いと言っているのではありません。

バランスが大切です。

行きすぎる、度を超えることが、病的なことです。

潜在意識へのメッセージ

「行きすぎた」過剰な行為に対しては、「注意を払うこと」が求められます。

それは、潜在意識に向けたメッセージとなって、伝達されるからです。

そのメッセージは、人の内にある、隠れた、すべての注意の中心へと届けられます。

自己嫌悪のメッセージの代わりに、潜在意識、つまり私でありあなたであり私たちである自分自身に送るメッセージは以下です。

「私は、あなた/私に、注意を向けています。より正しい習慣を取り入れ、有害な習慣は避けたいと思っています。私はあなたを助けます。あなたも私を助けてください。」

健康な状態の時にヒーラーを訪れる人もいますが、これは最も幸運なケースです。

一方、何千もの治療法を試した末に、すでに状態が悪化している状態でプラノテラピーを求める人、最後の望みをプラノテラピーに託す人もいます。