リラクゼーション

自己管理

リラクゼーション

自分自身を見ることの難しさ

私たちは、プラノテラピーから逸れているわけではありません。

直接、関係がないように思えても、今はプラノテラピーについて真剣に話しているところです。

「自分自身と向き合うことの難しさ」、そして「リラックスすることの難しさ」は、現代社会で最も広く見られる問題の2つです。

私たちは皆これらの問題に苦しんでおり、「リラックスして、自分自身の内面を見つめる」ことを学ばなければなりません。

エネルギーの喪失

多くの場合、私たちは緊張しているだけでなく、骨よりも、まるで緊張そのものが私たちを支えているかのように感じることがあります。

そのため、目標を遂げた後、試験や仕事など終わり緊張感からようやく解放された時、私たちはまるで電源が切れたかのように疲れ果て、エネルギーがなくなってしまうのです。

私たちは大小さまざまなストレス要因に駆り立てられることに慣れてしまっており、ストレスがなくなると解放感を得られるももの、同時にエネルギーの喪失も感じます。

思考を通して語りかける

この呼吸法(プラーナの呼吸)は、私たちを自然とリラクゼーションへと導き、あらゆる身体的、感情的、エネルギー的な緊張を解放すると同時に、感覚を通して自分自身の状態を把握させてくれます。

私たちは、筋肉の伸び、体重が床に委ねられる感覚、臓器全体がリラックスし、心臓が安定するのを感じるでしょう。

そして、私たちはこのプロセスを自ら導きます。

そして、思考を通して自分自身に語りかけ、次のような言葉を心の中で唱えます。

「呼吸するたびに、あなたはリラックスし、ますますリラックスしていきます。」

「今から、あなたの足元から青い波があなたの体を上昇し始めます。その波が上昇するにつれて、あなたはますますリラックスしていきます。」

「青い波があなたの足元を包み込み、そのあたりの筋肉が緩み、ほぐれていきます。」

「あなたは自分の足の指、かかと、足の甲、足の中にいて、そのリラックスした感覚、完全な解放感を感じます。」

「青い波は上昇し、足首とふくらはぎに到達します。

「足首とふくらはぎのあらゆる部分がリラックスし、アキレス腱もほぐれてていきます…そしてあなたは心地よさを感じ、深い安らぎを感じます。」

このようにして、少しずつ、頭の先まで、体全体を観察していきましょう。

穏やかに身体に意識を向け、徐々に完全にリラックスしていく様子、そしてもうこれ以上リラックスできないと思えるほどリラックスしている状態から、さらにリラックスしていく様子を観察します。

こうして私たちは自分自身のあらゆる部分を探求し、中心部から末梢部まで、あらゆる機能、あらゆる臓器に敬意を払いながら、すべての構成要素を探求していきます。

リラクゼーションは「自己認識を高めるための実践」であり、「エネルギーを充電するための貴重な方法」でもあります。

それはまるで、私たちの体全体、特に物理的な肉体が伸びやかにストレッチされて広がり、しわ、痛み、そして日々蓄積された大小さまざまな緊張、不調和、重荷といったものを、すべて取り除いていくようなものです。

このようにすることで、私たちはリラックスした状態に慣れ、必要な時にこの状態を思い出し、再現しやすくなります。

そして、私たちはしばしばリラックスを必要としています。

静かに、ゆっくりと、青い波とともにリラックスし、静寂を取り戻し、そしてあらゆる部分への意識的なコントロールを取り戻すサイクルを経験しましょう。

少なくとも10分間、青い波に身を委ねることができれば、それは十分にリラックスできたという証です。

焦ったり、せっかちになって「もう十分リラックスしてるし、これ以上リラックスできるわけがない、自分のことは自分が一番よく分かっている!」と逃げ出したい誘惑に打ち勝ったということです。

すべての筋肉が緩み、リラックスし、床と自分を隔てる毛布の上で、毛布に体がどんどん沈み込んでいくのを感じてみましょう。

そして今?

今、私たちは自分自身を放棄し、穏やかに毛布の上に横たわり、もはや意識的にコントロールできなくてもゆっくりと規則的に穏やかな呼吸をしています。

なぜ、私たちは無理やり何かをしなければならないのでしょうか?

私たちはここにいます。呼吸をしています。

いつもと違う、自信に満ちたこの瞬間を味わい尽くしましょう……。

そして、考えてみましょう。

この本に書かれていることについて、

私たちの中に宿る様々な人々(人格)について、

私たちが向き合っている事柄や避けようとしている事柄について、

他者に心を開き他者を自分の中に受け入れる能力について、

そして、私たちがどのように健康を保っているのかについて。

最後に、私たちは青い波が上昇した時よりも少し速く引いていくのを想像することで、完全にコントロールを取り戻します。

そしてゆっくりと体を動かして、身体の弾力性を確かめ、しばらくの間途切れていた感覚を取り戻しながら、体の完璧な機能を取り戻していきましょう。