プラノテラピーとヒーラー
プラーナとは? エネルギーとは?
エネルギーとは
エネルギーとは何か?と思い浮かべる時、ある人はトレーニング、スポーツで発揮されるような、肉体的なエネルギーを思い浮かべるかもしれません。
ある人は、エネルギーとは、強く、パワフルで、活力のある、人を惹きつけるような個人から発せられるカリスマ性を思い浮かべるかもしれません。
これらは確かに、人間の生命エネルギーがどのように発現し、どのような影響をもたらすかを示す一例です。
しかし、それは生命エネルギーというより深く複雑な起源を持つ現象の、ほんのわずかな側面に過ぎません。
私たちは、このエネルギーという現象についてより広く捉え、「あらゆる生き物から発せられるサトルなエネルギー」について、そして「物理的に生きている存在とは異なるエネルギー」についても、話す必要があります。
生命エネルギー、プラーナ
出発点:プラーナは生命エネルギーであり、あらゆる生命、あらゆる存在の根源的な基盤となるものです。
プラーナは根本的な構造であり、形態のパターンが実現される基盤となるものです。
様々な形で、生命そのもの、つまり生命に関する重要な情報を伝えます。
プラーナのエネルギーは、循環し、留まり、触れ、そしてリフレッシュさせます。
プラーナは、さまざまなレベルのエネルギーで構成されています。
太陽光線を観察する、と白い光の筋が見えます。
この白い筋をプリズムに通すと光の原色に分解され、光が実際にはさまざまな周波数の産物であることがわかります。
生命エネルギーも同様です。
プラーナもまた、存在、形態、機能のレベルに浸透するためには、処理され、変換される必要があります。
つまりヒーリングに役立つものにならなければなりません。
ヒーラーの手はプリズムのように生命エネルギーを精選し、ヒーリングされる人に適した周波数のみを得ることができます。
プラーナの持続性
繊細な人であれば、プラーナを感じられることがあります。
一般的に、プラーナの密度/質は、心と内面に「生き生きとした感覚、喜び、明晰さ」を生み出します。
プラーナの放射は、暖かさ、光、そして生命をもたらすと太陽の放射と象徴的によく結び付けられます。
太古の昔から、太陽には、創造神、人類の友、豊穣と恩恵をもたらすもの、といったコンセプトが表されていました。
明るく晴れた日は生きる刺激を与え、前向きで活動的な気分を生み出しますが、心理的なレベルでもポジティブな影響をもたらす点で似ています。
また、「生命力のある、温かい、再生するエネルギーが上から降りてきて、エレメントを通過することでさらに豊かになり、物事に定着する」というイメージも、比喩的な観点からも類似しています。
太陽は日中に輝き、夜になると消えます。
これは、存在のサイクルが、光と闇、寒さと暖かさ、男性性と女性性の交替というコンプトに基づいていることを表します。
しかし、「真に力を与えるものはたとえそれが存在しないときでもエネルギーを与える」ということを、忘れてはなりません。
日中蓄積された熱は夜の間も柔らかい暖かさをもたらし、月の光が暗闇を照らします。
これは、プラノテラピーが、セッション時間の約 10 分間だけでなく、次回のセッションまでの数日間または数週間にわたって効果を発揮し続けるのと同じです。
知性のあるエネルギー
プラーナの区分、つまり私たちのニーズ(欲求)を理解し適応する能力について。
人間が発揮する生命力は、動物、植物が発揮する生命力とは異なっています。
動物や植物の生命力は、それぞれ異なる独特な形で現れますが、健康な動物と病気の動物は、生命力によって、その動作、表情が、明らかに違います。
植物は、生い茂っているか、または≪生気がない≫かで、生命力があるかないかがわかります。
人間の強い生命力は、喜び、創造性、活動性へと変化します。
ヒーリングに用いられるプラーナは「生命エネルギーの特定の現れ」であり、健康状態を改善する目的で生体に伝達するのに適しています。
知的なエネルギーであるプラーナは、それが入り込んだ生体内のエネルギーの不均衡を特定し、それを補うことで、病気が再発して消えるのを助けます。
プラーナの人間の生体における作用も、動物の生体における作用とは明らかに異なります。
プラーナは、種や科などの違いはもちろんですが、個体ごとに作用が異なります。(治癒において一人一人は唯一無二であり、同じ方法はないということはすでに言及しました)
様々なエネルギーが構成するこのような統一を、観察し、構築することが大事です。
統一とは、「宇宙全体に影響を与える同じ抑揚が、異なる意味合い、異なる色彩を帯びるようになること」です。
意識の実体としての生命エネルギー
生命エネルギーというコンセプトは、科学的理論と代替理論の間、物質と非物質の間にしばしば生じる二分法を克服することを可能にします。
生命エネルギーとは、「物質を意識の原理と結びつけることができる要素であり、私たちが現実を読み解く際に、断片化された専門的なものよりも、より統合的なビジョンを与えてくれるもの」です。
現代物理学は、生命エネルギーに関する実験的研究で、科学によってすでに体系化されているより強力な電磁場の複雑な発展である、極めてサトルな電磁場の存在を仮説するところまで達しました。
しかし、私たちはエネルギーを、「情報、意識、ひいては健康のための媒体」として扱うことに主眼を置いています。
古代の道教徒が言ったように、エネルギーとは≪意識の実体≫です。
より現代的な言い方をすれば、エネルギーとは「他の何よりも情報によって変化しやすく、意識によって最も形作られる実体」なのです。
古代ヒンズー教徒は、≪エネルギーは思考に従う≫ことを知っていました。
生物が進化するにつれて、その内部にある情報エネルギーは、生理的な機能や精神的な機能とエネルギー的に同等の働きをするようになり、同時に身体の特定の重要な部位、すなわちエネルギーセンター、つまりチャクラ(ダマヌールではアドナイバと呼んでいる)に集中します。
エネルギーのポイント、中心、経路、集中、あるいは空洞といったものは、物理的な現実と並行する(ただし同一ではない)正確なパラレルな現実の結果として生じるものです。
これらは、生命エネルギーへの旅を始めるための大まかな前提です。
